融雪装置

融雪装置

トミタテクノロジーの融雪装置は、融雪効率が高く経済的、管理の容易なシステムで、連棟構造の温室を、雪の多い地域においても使用可能とすることを目的として開発されたものです。同装置は同社の特許となっています。

融雪装置

融雪装置



従来のものは、散水用配管が屋外に露出しているため、雪の夜間などには配管内の水抜きを行なわなければ、配管内の水が凍結して配管の破損を招いたり、散水に地下水や温泉の湯を用いた場合には、水中の不純物により温室のガラスが変色するという欠点がありました。

また、温室内の暖気を利用するので経済的である反面、温室内は作物の栽培温度以上に暖房できないため、多量の雪を融雪できる温度を確保できず、融雪効率が低いという問題点もありました。

これらの課題を解決したトミタテクノロジーの融雪装置は、温室の屋根の内側に温湯管を配設すると共に、この温湯管を含む屋根裏空間を加熱し、融雪効率を向上させるものです。

屋根裏空間のみを加熱するので暖房効率が高く経済的。また、温湯管を屋根裏の内側に配設したので、夜間等には温室内の暖気により配管内の水の凍結が防止されるので、配管内の水抜き作業は不要になり、管理も容易です。

この融雪装置を設置することにより、多雪地域でも連棟温室の使用が可能となります。現在、北海道千歳市の大規模フェンロー温室でも同装置が使われており、効果を発揮しています。